こどものころ、熱帯魚を飼ったことがあります。

思い出すたびに魚たちに酷いことをしたものだと心痛みます。                                                 

なにしろ、サーモスタット・ヒーターもエアレーションも買う小遣いがなく、最初の冬を迎えて、みんな死なせてしまいました。あのころの器具が高かった。無謀にも裸電球の頭だけ水中に浸して水温をあげようとしたあげくの犠牲でした。よく感電しなかったものです。                 

長じて再び飼ったことがありますけれど、仕事に転勤がつきもので、引越しまた引越し。またも、うまくゆきませんでした。                                                

今回は何度めかの挑戦です。ごくポピュラーな魚をじっくり楽しんで観賞する時間を持ちたいと思いました。                                      

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近くのホームセンターに熱帯魚や金魚の水槽が展示販売されている。行くたびにちらちらモノ欲しげに眺めていたが、とうとう虫が騒いで止まず10点セットの水槽を買った。サイズは60cm×36cm×30cm。ヒーター、外部フイルター、49w2灯式蛍光灯、ガラス蓋二枚、 一回分の中和剤など至れり尽くせりと詰まっている。福袋みたいな商品である。ニッソー製。水槽左右のパイプは外部フイルターの循環式のもの。                
付属の蛍光灯二本。一本はピンク色の輝き。もう一本は普通の製品。あわせて49Wとある。魚に適度の明かりが必要なのはいうまでもないが、水草には必需品とか。なにしろ熱帯の陽光のもとで育つのだから、かなり強烈な光が欠かせない。水草によっては20W蛍光灯が何本もいるらしい。弱いものだと光合成ができないと聞く。
水槽の底砂は、定番の大磯砂。店員の女性のすすめで、10キロを買った。名前通り、神奈川県・大磯の浜が出自だが、いまはフィリピン産が輸入されているらしい。10キロでは少なかったので、あとで右側の南国砂5キロ買い足した。見た目の違いは南国砂には白砂が混じっていることくらい。
水はできるだけ自然のものがいいけど、熱帯の河川の自然水があるわけないので、水道水をバケツに汲みおき大気にさらす。塩素抜き作業。いろいろな中和剤が出回っているので、ビックりした。初めのセットに入っていた「水物語」という中和剤を使ってみた。入れすぎても問題ありませんと書いてある。ほんとかな。バケツの水はニ昼夜さらした。60cm水槽で容量57g、つまり57`。底砂などプラスすると、約80−90`にもなるから一端据えると動かすのは困難だ。            
左から中和剤の「水物語」。売り場で同じものを探したら、一つもなかった。人気商品で品薄なのか、その逆なのか、疑う。真中は女性店員がすすめてくれた濾過バクテリア促進剤。外部フイルターに取り付いて、水質安定に役立つ優れものという。週一回、キャップ1・5杯分投入するといいそうだ。右端は150ワットのヒーター。                           
欠かせないのが、水草。最初、アナカリス、ガボンバ二種を底砂に植え付けた。両方とも金魚藻で知られる北米産の綺麗な水草。しかし、レイアウトが単調なので、別のショップでミクロリュウム、ハイグロ。もう一つ葉色が赤みを帯びる水草を追加した。水槽が小さなな森になった。これだけでも美しい。画面左の底砂の上の石は、白いのが韓国智異山のもの、黒いのは富士山の溶岩。山歩きごとに集めてきている頂上石の活用。
水草と石で、レイアウトをやり直し。だいぶ水槽らしくなった。水温は25度に設定。このヒーターは上げることができても、
下げることが不可能。夏場は要注意ものだ。水槽上部の横パイプはフイルターのシャワー。水面と落差があると、ずっと水音が絶えない。夏は涼しく感じられるだろうか。         
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